爪水虫は病院で何科を受診すればいい?費用や治療方法は?

 

爪が白く濁る・厚くなる・ボロボロになるなどの爪水虫の症状が見られたとき、あなたなら何科に行きますか?
何科に行こうか迷っているうちに、症状が悪化することは避けたいもの。
「病院で何科に行けばよいのかわからない」「実際の診察の流れは?」という方は、ぜひ参考にしてください。

 

内服薬・外用薬同時に取り扱う皮膚科がおすすめ

爪水虫に限らず、爪に何らかの異常が見られたとき、まずは皮膚科を受診しましょう。

 

爪はケラチンというタンパク質でできた皮膚の一部。
皮膚科の医師であれば爪のことを把握しているため、適切な判断をしてくれます。

 

爪水虫と確定された場合、専門である皮膚科なら、爪水虫の症状や持病、併用薬の有無などを総合的に判断し、適した内服薬・外用薬を出してくれます。
また、自分では爪水虫だと思っていても、実際は違う場合もあります。
爪水虫ではないのに市販の水虫薬を使用すると、症状が悪化したり治療が長引いたりすることも。

 

少しでも「おかしいな」と思ったら、一度皮膚科を受診することをおすすめします。

 

診察の手順について

爪水虫の疑いで病院を受診した場合の、診察手順は以下の通りです。

  1. 問診・視診
  2. 爪の甲部分を削り取る
  3. 削り取った爪に白癬菌がいるか確認する(真菌検査)
  4. 白癬菌がいれば爪水虫と確定。薬を処方。

 

爪水虫は、よく似た症状の病気があるため、視診だけで確定することはできません。必ず真菌検査を行い、白癬菌の有無を確認します。

 

市販の水虫薬を使用していると白癬菌が見つかりにくい状態に。数週間、薬の使用を中止してから診察を受けるとよいでしょう。また、事前に病院に伝えておきましょう。

 

爪水虫の治療方法・費用について

一般に爪水虫と確定した場合は、飲み薬による治療が考えられます。
しかし、持病や併用薬などによっては服用できない場合も。

 

また、服用中に肝機能が悪化し、服用を中断しなければならないこともあります。
そのような場合は、外用薬で治療することになります。
症状が軽度であれば、外用薬のみでの治療も可能。

 

ここでは、内服薬と外用薬、それぞれの治療方法と費用について解説します。
どの薬も健康保険が適用されますが、もともとの薬の値段が高く、また、診察代や検査代等は別に必要となりますので、ご注意ください。
費用は、健康保険3割負担の場合の薬代(目安)です。

 

【パルス療法(イトラコナゾール)】1ヶ月10,500円

イトラコナゾールは、「パルス療法」という飲み方をします。
これは「薬を1日2回(朝4錠・夕4錠)1週間服用し、3週間休薬」を1パルスとして、これを3回繰り返すというもので、服用期間は3ヶ月(実質3週間)。
費用の合計は、1ヶ月10,500円×3ヶ月=31,500円です。

 

【短期療法(テルビナフィン)】1ヶ月4,300円

テルビナフィンは「薬を1日1回6ヶ月間飲み、その後は休薬して経過観察をする」という「短期療法」という飲み方。
費用の合計は、1ヶ月4,300円×6ヶ月=25,800円です。

 

【外用薬(クレナフィン)】1本1,800円

クレナフィンは、日本初の爪水虫専用塗り薬。
塗るだけで爪水虫の治療ができる画期的な抗真菌薬で、有効成分はエフィコナゾールです。

 

クレナフィンは爪水虫に作用する薬ですが、変色した爪を改善するものではありません。
爪水虫を完治させるには、変色・変形した爪が新しいきれいな爪に完全に生え変わるまで治療を続ける必要があります。

 

爪が生え変わる期間は、手の爪で半年から1年、足の爪では1年から1年半。
その間、薬で白癬菌を退治し、新しく生えてきた爪に感染させないようにしながら、完全に爪が新しく生え変わるのを待ちましょう。

 

【爪水虫】外用薬の正しい使い方について

爪水虫の外用薬を使用する際は、次のことに注意しましょう。

 

使用回数を必ず守ること

早く治したいという気持ちから、決められた回数以上に何度も塗布すると、皮膚に刺激を与えかぶれなどの原因になってしまうことも。
使用回数は必ず守り、完治するまで毎日続けましょう。

 

患部以外についた薬液は拭き取る

爪水虫専用の外用薬は、一般の水虫薬よりも外用真菌剤の濃度が高く、添加物にエタノールが使用されていることもあり、皮膚に付着すると刺激を感じることがあります。
患部以外についた薬液は、必ず拭き取ってください。

 

1週間経っても良くならない場合再度受診する

用法・用量を守って1週間使用しても症状が改善しない場合は、再度受診して医師に相談しましょう。

 

爪水虫にレーザー治療は効果的?

爪水虫の治療は、上記のような飲み薬・塗り薬で行うのが一般的。
しかし、「薬の効果があらわれにくい」「副作用などの問題で飲み薬を服用できない」「薬を飲みたくない」など、治療がスムーズに進まないこともあります。

 

そのような中、近年注目されているのがレーザー治療。
ここでは、レーザー治療の効果や費用、注意点について解説します。

 

レーザー治療は1ヶ月に1度でOK!効果について

レーザー治療には、レーザー光線を患部に照射することによって、白癬菌を殺菌する効果があります。
1ヶ月に1回程度、1回10〜20分で済む、安全性が非常に高い治療法です。
通院回数が少なくて済むため、忙しい方にもピッタリ。

 

レーザー治療にかかる費用は?

健康保険の適用外であるため、自費での治療となります。

 

病院によって費用は異なりますが、足の親指1本あたり、1回5,000〜6,000円ほど。
爪水虫の進行状態によって治療回数は異なり、根元まで症状があると10回以上の照射が必要となる場合もあります。

 

レーザー治療の注意点について

安全性が高く、通院回数が少ないレーザー治療ですが、自費での治療となるため、費用が高額になります。
個人差はありますが、6〜10ヶ月ほど治療しなければならず、完治するまでにはかなりの費用を支払う必要が。
レーザー治療を受ける際は注意してください。

 

爪水虫が治りにくい理由は何?

他の水虫に比べて治りにくいといわれる爪水虫。
それには、次のような理由があります。

 

感染したことに気づきにくい

爪水虫は他の水虫と違い、感染してもかゆみを伴いません。
そのため、水虫に気づかず治療が遅れてしまうことが多々あります。
爪水虫に気づくのが遅くなればなるほど、症状が悪化し治りが悪くなってしまうのです。

 

塗り薬がなかなか浸透しない

爪水虫の場合、硬い爪の内部に白癬菌が繁殖しています。
爪水虫を治療するには、爪の中まで塗り薬を浸透させる必要がありますが、一般の水虫薬にはそれほどの浸透力がありません。

 

塗り薬は、必ず爪水虫専用のものを選びましょう。
さらに効果を高めるには、「爪水虫に感染した部分の爪を削る」「薬を塗った後、ラップをして密封する」などの工夫も。
爪水虫の治療は、「薬の有効成分をいかに浸透させるか」にかかっているといえます。

 

免疫力が低いタイプの場合治りにくい

爪水虫に限らず、免疫力が低い方の場合、細菌やウイルスをやっつける力が弱いため「病気にかかりやすく、治りにくい」という傾向が。
爪水虫を治すには、薬の使用だけではなく、日常生活を見直し免疫力を高めることが欠かせません。
免疫力が高まれば、完治するまでの期間も短くなるでしょう。

 

まとめ

爪水虫で病院に行くときは何科を受診すればよいか、また費用や治療法についてもご紹介しました。
どの治療法にもメリット・デメリットがあります。爪水虫の症状や体質、持病や併用薬、さらに費用など、総合的に考えてベストな治療法を決定するために、まずは皮膚科を受診して相談することをおすすめします。

 

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