爪水虫を事前予防する靴・靴下の選び方や正しい履き方について

 

一度かかってしまうと長期間の治療が必要となる「爪水虫」は、何よりも予防が大切。
爪水虫の予防には、靴や靴下が大きく関係していることがわかっています。

 

デザインや色、素材、価格、履き心地など、靴を選ぶポイントは人それぞれ。
あなたは靴を購入する際、何を重視していますか?

 

本来、靴は足を守るためのもの。ところが、選び方を間違うと、逆に足を痛めつけ、爪水虫の繁殖を促す原因になってしまうのです。
全身の健康と足の健康を、切り離して考えることはできません。

 

ここでは、爪水虫を予防するための靴や靴下の選び方と、正しい履き方について解説します。

 

 

爪水虫の発症率は足の形に関係する?

足の形は人それぞれ。足の大きさや太さはもちろん、指の長さや土踏まずのアーチの形など、全く同じ人はいません。
実はこの違いが、爪水虫の発症率に大きく関わっているのです。

 

爪水虫になりやすい足の形は、ひとことで言うと「風通しの悪い足」。

 

具体的には、

  • 太くて短い指
  • 指と指との隙間がなく、ピッタリくっついている
  • 指があまり動かず、足の指を開くことができない
  • 外反母趾である
  • 土踏まずと地面との隙間がないほどの扁平足
  • 足が肉厚で全体的にずんぐりしている

といった特徴があります。

 

こうした足は、白癬菌が好む高温多湿の環境を生み出しやすいため、感染すると治りにくい傾向が。そうはいっても、足の形を変えることはできません。

 

そこで重要になるのが「靴の選び方」です。
蒸れにくく、爪に負担をかけない靴を選ぶことで、爪水虫の発症や悪化を防ぐことが可能に。
靴の選び方次第で、爪水虫になりやすい足の形をカバーできるのです。

 

どんな靴が爪水虫になりやすい?

爪水虫になりやすい靴には、次のようなものがあります。
爪水虫を予防するためには、できるかぎり避けた方がよいでしょう。

 

蒸れやすい合皮製のブーツ

ブーツは大変蒸れやすく、爪水虫を増殖させる代表的な靴のひとつ。
丈が高いものはもちろん、たとえ低くても合皮は通気性に乏しいため、白癬菌の温床となりやすく注意が必要です。

 

指先・爪に大きな負担をかけるヒールの高い靴

爪水虫にかかる女性の多くは、ハイヒールを愛用しています。
ヒールの高い靴ほど指先が圧迫され、爪にとって大きな負担に。
爪が弱ったり傷がついたりすると、そこから白癬菌が入り込み繁殖しやすくなります。

 

建築現場で利用されている安全靴

最も通気性の悪い靴です。
素材はもちろん、丈が高いほど通気性は悪くなります。

 

上手な靴の選び方について

では、具体的にどのような靴を選べば足の負担が軽くなり、爪水虫が予防できるのでしょうか。
靴選びは重要ポイントを押さえて、できるだけ慎重に行いましょう。

 

長時間はいても疲れない靴が第一条件

「よい靴」とは、無理なく正しい姿勢で歩くことができ、長時間はいても疲れないもの。
靴は「もう一つの足」ともいえます。自分の足にピッタリ合う靴を選びましょう。

 

素材について

通気性に優れているのは本革。
動物の皮には、無数の小さな穴があり、革自体がまるで呼吸をしているような状態です。
お手入れなどの手間はかかりますが、できれば靴は本革製のものをそろえましょう。

 

ヒールの高さはどのくらい迄であればOK?

ヒールの高い靴は足にかかる負担が大きいのですが、だからといって、ヒールが低い靴がよいとは一概にはいえません。
ヒールが高くなると、指のつけ根にかかる比重が高くなるため、上体が前に傾き、一方、ヒールが低すぎると上体は後ろに反り気味になります。

 

つまり、ヒールが高すぎても、低すぎても足を疲れさせる要因になるのです。
足に負担をかけず、自然な姿勢で歩くためには、約3〜5cmのヒールが最適といえるでしょう。

 

白癬菌が寄らない靴の履き方

どんなに「よい靴」を選んでも、履き方が悪いと全てが台無しになってしまいます。
乾燥、清潔という、爪水虫治療の原則にそった履き方をマスターしましょう。

 

普段の生活に使う靴を最低三足用意すること

靴は最低でも三足用意し、毎日履き替えましょう。
靴は汗をたっぷり吸いこんでいます。毎日同じ靴を履き続けるのは衛生上よくありません。
爪水虫だけでなく、ニオイの原因にも。
その日使っていない靴は、必ず陰干しをして、しっかり乾燥させましょう。

 

なるべく履きっぱなしにしない(会社の休み時間に脱ぐ)

会社の休み時間など、少しでも時間があれば靴を脱ぐよう心がけましょう。
履きっぱなしの時間を、なるべく短くすることが大切です。

 

公共の場の上履き・スリッパは利用しない

公共の場の上履きやスリッパには、白癬菌が潜んでいる可能性があります。
対策としては、清潔なスリッパをいつも持ち歩き、共用のものは使わないようにしましょう。

 

清潔な靴下を履くことも重要なポイント!

 

靴下も足を保護するためのものですが、場合によっては蒸れて足の裏を痛めることも。
靴下を履く際の、重要なポイントをまとめました。

 

冬の季節も必ず毎日履き替えること

足先には汗腺が多く、油断すると「人体で一番汚い部分」になってしまうことも。
足裏から出る汗は、精神的な緊張からかく「精神性発汗」です。
そのため、ストレスを感じることなどがあれば、気温に関係なくどんどん汗が出てきます。

 

毎日入浴して、靴下を取り替えるのは、爪水虫治療の基本中の基本。
冬だからと油断せず、毎日履き替えましょう。

 

どんな素材が効果的?

おすすめは、木綿や麻などの天然繊維。
特に木綿は、通気性が非常にすぐれているため、爪水虫の予防や治療に最適です。
ウールやナイロンなどの化学繊維は、あまりおすすめできません。

 

洗濯の際、裏返しにして干す

靴下は表よりも裏に、多くの菌が繁殖しています。
靴下はこまめに洗って、裏返しにして干すように。
また、しっかり乾燥させることも大切です。

 

まとめ

デザインを重視して靴を選んだ結果、大切な足の骨を歪ませてしまう人が後を絶ちません。
これは足にとって最悪の選択。
自分の足に合った靴を選んで愛用することが、足をはじめとする全身の健康を守るうえで最も重要なことです。

 

靴下の存在も無視できません。足を乾燥させておくには、素足でいるのがいちばんですが、いつも素足というわけにもいきません。通気性のよい素材の靴下を選び、こまめに洗濯してしっかり乾かした清潔なものを履くようにしましょう。

 

毎日、足を洗って清潔に保つと同時に、靴や靴下の選び方・履き方に注意して、爪水虫の予防に役立ててください。

 

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